<2018 富山県南砺>富山に向かう道すがら、河合くんとこんな話をした。
「三澤さんところに初めて尋ねに行ってから、もう10年以上経ちますよね。
あのころ三澤さんを訪ねてくる人多かったじゃないですか。
自分も年をとって、あの頃の三澤さんと同じくらいの年になって、
でも、尋ねてくる人がいるわけでもないし、
名古屋でバリバリやってる花井くんや小島さんもそんな話あまり聞かないし、
いったい何が違うんでしょうね?」
そういう仕掛けを作ったんだよ。
集客よりも、結婚式のスナップという仕事が、写真のジャンルとして認められる事を望んで写真を撮っていたし、そう思って発信していた。
自分が活躍できる土俵を自分で作ろうとしていた。
それを感じた人は、尋ねて来る人が多かった。
長野のヨシダトモユキさん、東京の藤田努くん、京都の三島健太朗氏など他にもたくさん。
自分たちが活躍できる土俵を自分たちで作るという意識があった。
カメラマンのいろんなグループ作ったりね。
フリーになって安易にはじめられるビジネスとかじゃなくて、もっと深いところに「志(こころざし)」があったの。
最近は、ジャンルが確立した感があるから、
自分の過去の発信は見る人の心に引っかからなくなった。
自分も30代40代の頃は、50過ぎの人の話をまともに聞かなかった。
自分たちが世の中を動かしていると勘違いしていた。
先人が作ってくれた土台を知らずに。
今は発信する方法は増えたけど、
多くの人は個人のビジネスで発信していて、自分たちのこと全体のことを考えた発信してないから
そういう違いだと思うよ。
でもね、オレも年くったけど、今だから発信できることがあると思うんだ。
ちゃんとみんなが幸せになれる「志(こころざし)」を持った発信をね。
家族の歴史を撮り続けたいなあ