SONYの電子ビューファインダーの比較検証
SONYの批判のように聞こえるかもしれませんが、EVFを改善して欲しいので、あえて「もの申す」と書いています。
電子ビューファインダーの先見性はとても評価しています。
真意が伝わるといいのですが。
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EVFギラギラ感 SONY α99M2と先代α99VのEVF比較検証
 
新しいα99M2を購入以来、そのEVFのギラギラ感に納得がいかないので、先代と比較検証してみることにしました。

上記のような簡単な検証チャートを自作し、A4サイズにプリントして同じ50/1.4のレンズを使い、同じ距離から覗いてみました。

今、みなさんがご覧になっているディスプレイ上でも、上の図の線の中にモヤモヤした模様が見えると思います。
それがモアレです。
予想としてキメ細かいEVFで見た場合ほど、右寄りの部分にモアレが発生すると思われます。
実際の撮影では、モアレが発生するピッチからファインダーで何が写っているか判別できなくなると予想されます。
(画面のチャートを覗いても意味がありません。下にダウンロードできるチャートデータを用意しました)


検証結果 α99M2と先代α99Vで明らかな差が出ました。
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先代α99Vのファインダーは全体的に暗くコントラストが低いです。
倍率も低く、周辺に歪みが発生します。
先代で覗くと肉眼では「8」と「9」の間でモアレが発生しました。「6」周辺にもモアレが発生します。
それも、コントラストが低いせいなのかあまり気にならなく、逆に暗さが気になります。


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新型α99M2のファインダーは、明るさコントラストも改善され、倍率もあがり周辺の歪みも少なくなりました。
そのまま覗くと、旧型よりもキレイです。

しかし新型はシャッター半押しした時と、しない時とでファインダー内の見え方が変わります。
(おそらくカメラ側のスタンバイなのでしょう 先代α99Vはこの現象はありません)
シャッター半押ししないときは普通の縞模様のモアレなのですが、
しかし、シャッター半押しするととたんに様相が一変します。

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何より問題なのは、発生するモアレが赤系と青系の偽色をおびた派手な縞模様になることです。これはひどい。

これがおそらくギラギラ感の犯人でしょう。

ためしにクリエイティブスタイルのコントラストやシャープをいじってみましたが、モアレの発生位置などには変化が出ませんでした。
これではとても、木漏れ日の中のポートレート撮影など無理なわけです。

ちなみに手持ちのRX10m3でも試してみました。
「7」と「8」の間のみにモアレが発生しますが、偽色は発生しません。
使っていてもギラギラした違和感はないです。


原因の予想
でも、ネットの記事だけ見るとα99M2のEVFを絶賛する方もいるので、これは私のα99M2だけの個体差なのかもしれません。
それとも搭載している有機ELの問題でしょうか? 
設計上のファインダーの光学系の問題かしら?
撮影スタンバイのシーケンスの問題?
ローパスレスが影響あるのでしょうか?

印象としてはEVFの画素ピッチとファインダーの倍率が共鳴?干渉?している感じなのです。


α9のEVF

先日、友人のα9という最新機を覗かせてもらいました。
友人には申し訳ないですが覗いた結果は残念なモノでした。
同時にメーカーに対して失望のようなものも感じてしまいました。

α9は、自分のα99M2ほどではないにしろ、あきらかに本来あるはずのない偽色がファインダー上で発生します。
画素数が多くなった分だけ偽色もキメ細かいですが。
較べてみると意外にもα9よりもRX10m3のほうが偽色も発生せず、ファインダーは素直でした。

偽色が発生すると何故ダメなのか。
自作のチャート使って実験すると、偽色が発生するEVFのほうがギラギラして見えます。
具体的には、全身ポートレートを撮ろうとした場合、顔が偽色で潰れて表情の判断、ときに顔の判別ができなくなります。
人物撮影が多い自分では致命的なのです。


ファインダーの見え方が気になる人 気にならない人
α9オーナーに、ついでに私のα99Vを覗いてもらうのですが、ファインダーの見え方の違いを気にする人はほとんどいませんでした。
逆になぜそこまで見え方にこだわるのかと言われたりします。
でも、逆光だと何が写っているか解らないと言っていたので、本当は感じているみたいです。

どうもEVFは所詮この程度のモノと考えている人たちが多いみたいです。
実際はEVFの未熟な部分を、脳内で正しく見ているように変換して行くのでしょう。
しかし脳内変換にも限界があるでしょう、私はすでに限界を超えてそこまで変換できませんでした。

見え方を気にする人は光学ファインダーに残り、電子ビューファインダーを使う人は割り切って使う。
しかし私はもうすこし電子ビューファインダーは見やすく良くなると期待しています。
気付いた不便な部分を言わないと、いつまでたっても改善されないと感じたので今回書かせてもらっています。


ネット上のレビュー
α99M2の見えにくさから、同じような事を感じている人がいないかネット上で探してみました。
ソニーのαに関する記事を見るとどれも、電子ビューファインダーに関してはべた褒めのレビューが多いです。
トップクラスのEVFとか、素晴らしいファインダーとか、見えやすいとか。
書いてあっても最大2行ほどの感想です。
ネットのレビュー記事だけでは何も判断できません。
ときたま◎◎の掲示板で 光学ファインダーVS電子ビューファインダーをやっていたりしますが、泥仕合が多くこれも判断に役立ちません。

もともとEVFを評価する基準がないことに気付きました。
レンズなら解像度やMTF曲線とかあるのですが、EVFの評価にはそういうものがないのです。
なので今回、チャートを自作して比較検証してみました。

もしかしたら背面モニターの検証にも使えるかもしれません。


EVFに疑問を感じている方へ
検証チャートの無料配布はじめました。

A4サイズにプリントして、EVFのカメラでピントを合わせて、EVFの見え方を確認してください。
ファインダー内でA4サイズが目一杯になるようにしてのぞいて下さい。
撮影距離でモアレの位置が変わってきますので、A4目一杯は守って下さい
EVFのチェックなので撮影する必要はないです。
いろいろ実験した結果、50ミリよりも24-70/2.8のように、画面全体が均一な画質のレンズの方がわかりやすいみたいです。

どの位置でモアレが発生するか、偽色が発生するかチェックすることが出来ます。
きめの細かいEVFほど、右の方でモアレが発生します。
そこが実際の撮影では何が写っているか判別できなくなるピッチだと考えられます。
偽色が発生するとギラギラ感が強まる傾向にあるようです。
よろしければ、結果報告も下さいね。


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これまでの結果(チャートのプリントや撮影方法を厳格にしてないので、目安程度に考えてください)

α99V  8-9 6でモアレ
α99M2 7-8 3-4でモアレ 偽色あり
α9    6-7 8-9でモアレ 偽色あり
α7S2  7-8でモアレ
RX10M3 7-8でモアレ


ファインダーの中で感動するから写真を撮る、シャッターボタンを押せる
自分はそういう考えのカメラマンです。
ファインダーの中で映画を見てワクワクしながらシャッターを押すタイプです。
でも、正直なところ、
現行のソニーのEVFではファインダー内で感動することができません。

ファインダーをあきらめてライブビューで撮れば?という意見もあります。
周りの状況が見えるので、自分もライブビュー撮影は5割以上、利用しているのですが、
でもやはり大事な一番ではファインダーを覗きたいのです。
ファインダーを覗く行為は、思考から外界を遮断するので映像に入り込めるのです。
映像そのものに気持ちが入って行くことができるのです。

ソニーの電子ビューファインダー
旧型のα99Vが自分にとって今のところ一番まともですが、それでも晴天屋外ではファインダー内が暗すぎて何が写っているか判断しにくいEVFです。
全身ポートレートだと微妙な表情の変化がわかりません。

α99M2で、シャッター半押し状態だと、全身ポートレートで表情どころか誰を撮っているのかわからなくなります。

新型のα9のEVFには期待したのですが、残念ながらファインダー内で感動できるモノではありませんでした。

自分にとって気持ちの良い見えやすさで言うと 光学ファインダー>旧型α99>α9>α99M2という感じです。

この発言で不愉快を感じる人がいたらすみません。
ただ、もっともっと良くできるはずです。そう感じています。
EVFがより使いやすくなるように、ソニーさんが改良してくれることを切に望んでいます。
単純にαファンです。

追記
先日、α77m2を触る機会があった。正直、こちらの方がファインダーがキレイ。
チャート検証までしてないですが、いままでみたソニーEVFの中で一番良い気がします。
どうも、α99M2 α9は高速連写を優先したため、シャッター半押し時のスタンバイ時に偽色が発生するようです。
そうなると、撮影制御の問題のような気がしてきました。





by misawa_now | 2017-09-27 09:50 | Aマウントでいこう | Comments(0)


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