日本人が持っているイメージ
<武田鉄矢 今朝の三枚おろしより>
武田鉄矢が気になる本を紹介するラジオ番組です。
今回の話が面白かったので覚え書きとして。





国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
川端康成 雪国 1937

多くの人がこの文章からこんな映像を思い浮かべると思います。わたしもそうです。
映画の影響かしら?

日本人が持っているイメージ_a0120304_13410154.jpg



この文章を英訳するとこうなる。

The train came out of the long tunnel into the snow country.

外国の人にこの文章から想像する絵を描いてもらうとこういう絵になってしまうらしいです。


日本人が持っているイメージ_a0120304_13434681.jpg

日本語って主語がなくても成り立つから日本人はこの文章を自分が主役のつもりでイメージするみたい。

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
The train came out of the long tunnel into the snow country.

英語だと主語が必要だから、原文にはないトレインという語が主語として登場することになります。

日本語というのはとても曖昧な言語で、聞き手や読み手に判断を委ねることが多いのです。
結果、イメージするものが聞く人の人生経験値によって変わってしまう。
面白いね、言語で相手に伝わるイメージが変わる。

→これが紹介していた本ね。


そして自分の場合は、写真も言語だと感じています。
私の写真はとても日本語的なのだと思います。
日本<海外 という考えを持っている方もいますが
自分にとっては日本的であることが、とても誇りです。


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<2016 名古屋市>








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by misawa_now | 2017-08-03 13:56


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